▲毎日が誕生日!12月10日は数学者ヤコビの誕生日!!

カール・グスタフ・ヤコプ・ヤコビ(Carl Gustav Jacob Jacobi、1804年12月10日生まれ)の誕生日!!誰?と思いますが、行列とか多変数微積分とか計量経済学とか勉強してると出てくる、あの(どの?)ヤコビアン(Jacobian、ヤコビ行列)のヤコビなんですよ。私自身、あ〜誰だっけなぁ、とか思って見てましたし、ヤコビアンってなんだっけなぁ、とか思いながら見てましたが(ヤコビアンの例はhttp://www.10days.org/trans_vars.pdfが素敵)、改めて感じることを一つ。

220px-Carl_Jacobi

学問は全てがそうなのですが、一つ一つの小さな積み重ねでできているんですよね〜。数学にしてもても、誰々の定理(フェルマーの定理とか)とか、誰々の補題(伊藤のLemmaとか)とか、名前がついていて、そういう名前のついて証明されたものを重ねて、証明していく。先人の偉業に、偉業を重ねて、また違う偉業を積み立てていく、その上に、我々の生活を支えている様々な科学は成り立っているんですよね。ラテン語のanos gigantum humeris insidentes(tand on the shoulders of giants、巨人の肩の上に立つ)という言葉は、Google Scholarのページにも使われていますが、これまでの学問の巨人たちの肩を借りて、学問を発展させていく、という趣旨だと理解しています。私は長谷川眞理子先生の本(科学の目、科学のこころ (岩波新書) )でこの言葉を知りました。

standing on the shoulders of giants

学問、或いは社会全般に対して、業績を残したい。それはたしかに、ピタゴラスとかガウスとかそういう名前になってくれればいい。けれども、それは本当に選ばれた数少ない人たちであって、自分はそうでないのだから、どんな小さなことでも、積み上げられるようなことに貢献できていければいい、そう思うのです。

星新一さん(SF作家、ショートショート)の長編に「ブランコのむこうで」という作品があります。そこの彫刻家の老人が出てくるのですが、その話が私は好きです。理想の世界をつくろうとしたけれど技量が足りず、理想の女性を掘ろうとしたら好みが変わり、龍を完成させたけれど小さすぎた。その間、どんどん石は小さくなっていく。そして最後に彫ったのは、人びとが良くつまづく道のくぼみを埋めるための石だった。まだ若かった自分は、この話を読んで、酷くショックを受けました。こんなに小さいのか。いや、でもその道を歩く人達はそれさえも彫れないのかもしれない。そして考えたのは学問というものも、世の中に沢山の博士という人たちが書いている論文というのも、そういうものかもしれない。ぱっと見は小さく感じられるかも知れない。けれども、その小さく見える積み重ねが、これまで続いてきたからこそ、今の我々がいる。自分ができることは、その小さい事、どんな小さいことでも良いから積み重ねることなのだと。

ブランコのむこうで

これまで自分がしてきたこと、今後自分が成していくであろうことは、どう考えても、小さなことかも知れない。けれども意思を持って、社会全体の事を考えて、誠実に一歩一歩踏み出していけば、それはいつか、どこかで社会全体のほんの少しの要素として積み上がることが出来るような成果が出来るかもしれない。そう思って、今日もやっぱり頑張っていけちゃうんです。だから、ヤコビアンの事、忘れても頑張って思い出して、必要な時に使って、ちいちゃいけれど、一歩ずつ、自分なりに頑張っていくしかないですね…!だから、今日も明日もがんばですぅっっ!!

 

 

 

 

 

 

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